2015年12月9日

アーユルヴェーダ体験 ⑤パンチャカルマ・バスティ

アーユルヴェーダでは体に残っている毒素(アーマ Ama)を取り除く方法としてパンチャカルマを行う。

パンチャカルマ=5つの処置
①ヴァマナ Vamana 薬を飲んで吐く
②ヴィレーチャナ Virechana 薬を飲んで下痢をする
③ヴァスティ Basti 薬を浣腸して排泄する
④ナスヤ Nasya 薬を鼻から入れて口から出す
⑤ラクタモクシャ Raktha Moksha 皮膚から血液を出す

ドクターがピッタカパの私の体質と今の状況を診て出した最初の計画は、①のヴァマナ。
ヴァマナはカパを排出、粘液性を取り除き体内循環を良くする。
だけど私の体がギー飲みを受け付けず。。。
ヴァマナもギーを含む薬を飲まなきゃいけないので、これは中止。
吐くための薬を作るのが結構大変らしくて、お手伝いのバギャが喜んでいる。

トリートメント6日目と8日目は③のバスティをすることになった。
(7日目9日目は4日目5日目と同様オイルのバスティ)
浣腸して薬を入れることによって体内の循環を促して強くしていく。
どの体質にも効果があり(特にヴァータ、比較的やりやすい処置法。
排出器官をきれいにすることで体内循環を促す。

この日は朝8時頃からアビヤンガ(オイルマッサージ)とスチームバス。
スチームバスの間にドクター達やドクターの奥さんが覗きに来て「調子どう?」とか聞いてくる。
スタッフ全員集合!
なんだかこれは結構なイベントっぽいぞ。
スチームでたっぷり汗をかいた後にそのまま処置台へ横になる。
茶色の液体は1Lくらいの量。
みんなが「力抜いて!」「口でハー、ハーって言いながら呼吸して!」と声をかけてくる。

1日目は訳が分からないままにお尻から注入。
下腹部がぱんぱんに張ってくる。
最初は声だけの「ハー、ハー」だったのが、体がおかしくなりそうで本気で「ヒェハー!!」と叫んでた。
もう無理ー!!ってときに「全部入ったよー」と聞こえて息絶え絶えに仰向けに。
ドクターがお腹や手をさすってくれて安心する。
落ち着いてきて起き上がったとたんに漏れそう!!
「トイレは鍵しめないように」と先生の注意事項の間に
「もうすでにトイレ行きたいんですけど〜!!」
部屋に駆け込んで、いろんなものが一気に出てきた。
その後も何度かトイレに言って、頭は痛いし、疲れがどっと出るしでその後も1日中ぐったりだった。
経験したことないけど、出産ってこんな感じなのかな〜

2日目は漏れちゃいけないって気持ちからなのかお尻がギュッと締まってる。
みんなの「力抜いて!」「ハーハー言って」でなんとか緩んで浣腸が入る。
前回で様子がわかっているからか、苦しいのは最後の少しだけだった。
今度は歩いてトイレへ行き、その後も何度か出して終了。
後はすっきり体が軽くなった。
少し疲労感はあるけど、前回みたいに私の体はどうなっちゃうの〜?って感じはなくて、落ち着いていられたー。
メインの大掃除終了!!


すっかりお友達になった、トイレ

ここのトイレは日本に輸入したいくらい。
便器の上に乗って和式のようにも使えるし、便座を下ろして洋式のようにも使える。
横には手動式オシュレットのような小さなシャワー。
これが超便利!紙いらず。


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