2020年3月1日

いきなり沈黙の日々 * 2020インド

今回のリトリートはみんなよりも1週間遅れで入ることになった。
私はキャッスルマン病という難病を患っていて、4〜5週間に1度病院で点滴を受けなければならない。
本来は3週間のリトリートは全て出席必須。
それをクライブ(私の先生)が、今回だけ特別に遅れて入ってもいいからその後コルールとバクレシュワに行こうと言ってくれた。
ありがたい。

リトリートは毎日朝起きてからお昼までは沈黙の時間。
しゃべってはいけない。
それに加えて前半3日間と後半2日間、丸々沈黙の日がある。
リトリート中はもちろんインターネットや電話等は禁止。
本も小説などはNGでヨガ的なものならOK。
話さないことによって自分の内側と向き合う。
思考のおしゃべりにも向き合っていく。

私が着いたその翌日から、3日間プラス半日の沈黙が始まった。
流れの早い日本の生活からいきなり静かなジャングル生活。
それがすごく良かった。
いつもの年は最初の1週間がコミュニケーションの場のような感じ。
34人のメンバーは久しぶりに会う人、初めて会う人、国籍もバラバラで、生活リズムもバラバラ。
楽しいけど結構気も使う。
それが、頭の中でゴチャゴチャ考える前にいきなりスタートした沈黙3日間と半日。
静けさが心地良くて、去年のボンディラの続きでずっとここにいたような気になる。
ここに帰ってきた。この静けさが本来いる場所なんだなと思う。

午前のアーサナの前
この時間も沈黙タイム、木の上の猿達はごはんタイム
→その後に猿のトイレタイムになって上からいろいろ降ってくる


クライブはよく森の中で寝てきなさいと言う。
静かな中で1人で過ごすこと、自然の一部であると感じること、自分の思考と向き合うこと、をする。
それは恐怖だったり執着だったり、いろんなものが湧き上がる。
恐怖と言えば、最近この辺でヒョウが出るという噂が・・・。
ヒョウ怖い!
でも私はダニがもっと怖いー!
(過去に野宿して散々刺されている)
なので、一晩は森の中にあるベンチの上で寝袋にもぐって、もう一晩は森の中の小さな塔のようなものの上で寝た。
ベンチの時は寝返りをうつと落ちそうになるのでほとんど寝られず。
塔の時は夜中に鹿や猿の足音が聞こえてきて時々目が覚めたけど、自分のキャビンで寝るよりも熟睡できた。

というのも、、キャビンではよく夜中に目が覚めた。
4人1棟のキャビンで寝ているんだけど、私達の所はみんなお腹の具合が良くなくて夜中に頻繁にトイレに行っていて、トイレに近い所で寝ていた私はその音で起こされるのだ。
お腹壊すのはもう当たり前になってきた・・・
まあそんなのは良いんだけど、3週間も共同生活していると多少問題は起こるもの。
それも自分の思考を見つめる機会になる。

森の中での野宿の後、道で出会った鹿ファミリー


 
午後の休憩時間、コーヒー&抹茶パーティー


水を汲もうとしたら猿達に占領されてた!


ここでの生活は、日本で社会の流れの中にいても何が大切なのかがぶれないように軸を作ってくれている。


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