ムカンビカは優しいエネルギーの女神。
そしてお寺の中は、朝は神聖な、夜は陽気な雰囲気が漂う。
ここでは毎日お寺のプージャ(儀式)のスケジュールに合わせて動く。
お寺に行くしかやることはなくて、1週間のんびり過ごした。
朝は5時頃起きてお寺に行く準備をする。
神様に会いに行くので朝シャワー。
可愛いインドの服を着て、マーラ(首飾り)やイヤリングをして、髪には花を飾っておしゃれをする。
ヤバイ、日本でこんなオシャレすることなくなってる、、、
宿はお寺のすぐ裏。
まだ暗いうちに出かける。
早朝にお坊さんの家の前を通ると道に花びらを飾っていた
お寺は5時に開くので、もう人が既に並んでいる。
外でサンダルを脱いで入り口から入る。
入り口には何の意味もないセキュリティゲートがあって、ビービー鳴りっぱなし。
一応ガードマンが立ってるけどそのまま入る。
お寺の敷地内に入ると建物があって、その奥に神様がいる。
この建物の中の奥の方に神様の像がある
撮影はできない
神様に挨拶した後、5時半くらいからお寺の中で瞑想する。
マントラの声、鐘の音、人の話し声や足音が聞こえる中での瞑想はすごく不思議な感覚。
外側の音は聞こえているけど自分の内側はすごく静かで、お寺の中の空気の波動が体に響いて溶けていく。
この時間がすごく好き。
7時半頃までお寺で座って、その後に朝ごはんに行く。
だいたい行くのはバンズと呼ばれる揚げパン屋さん。
バンズにはバナナが入っていて少し甘い
横にカレーが付いている
太陽が眩しくなってくる時間
そして部屋に戻ってバルコニーでヨガの練習。
目の前が緑で気持ち良い。
今日も部屋の向かいの木にキングフィッシャー
川に泳いでいる魚を狙っているっぽい
数年前にこんな美味しくてキレイなレストランができた。
インドご飯があまり得意でない私も、ここのご飯は大丈夫だった。
8年前にコルールに来た時は、お腹を壊して宿で寝込み、お店も少ないので毎日キュウリをかじっていたというのに。。。
これで50ルピー!80円くらい
そして部屋に戻ってコーヒータイム。
1日何もしていないのに、あっという間に6時近く。
プージャの時間!
お寺行かなきゃ〜。
夕方、塔に火を灯し始める
ファイヤーマンのマントラでプージャが始まる
これがカッコいいのだー
インド人ファミリーの後ろにいるのは音楽隊
意外にもノリノリな踊りたくなるような音楽
建物の奥にいるムカンビカ女神の前の布が上がって顔が見えると、みんなガンガン鐘を鳴らす。
少しでもその顔を見ようと押し合いへし合い。
多額の寄付をする人がいると神様がお寺の奥から出てくる。
(私が滞在していた1週間は毎日出てきた)
お寺の奥の建物の中をグルグル回り、その後外回りをグルグル。
2人神輿で1周、4人神輿で1周、屋台で1周。
その後をみんなもグルグル。
そして外の台座に鎮座して儀式、その後ココナッツなどを神様からもらう。
グルグルしているとだんだんハイになってきて、なんだか楽しい。
これはお寺の演出が憎いくらい上手だからだと思う。
構成がとっても良くできている。
ちょっと勿体ぶっておいてから、ジャーンって神様が登場。
みんなが「ハハー」って頭を下げたくなるような、追いかけたくなるような、盛り上げ方。
神様を迎える音楽とか、ランプの使い方、お坊さん達の恭しい感じとか、お坊さんそれぞれのキャラに合った配置とか。
冷静に考えるとただの像なんだけど、笑。
神様が担がれて奥から出てくる
神様を担いでいるボスみたいなお坊さんの太い腕には虎のタトゥーが
金の屋台に神様が乗って、寄付した人たちが引っ張る
ギーランプを灯す、30ルピー也
ちょっとお茶目なお坊さん
神様からのプラサードは甘いお菓子
リトリートの仲間も15人近くコルールに来た
プージャが終わるのが夜9時過ぎ。
その後に晩ご飯を食べて、次の朝が早いのですぐ寝るという不健康な(!)生活。
ここでの生活でかなり胃が拡張された。
クライブはムカンビカ寺院に30年以上も毎年来つづけている。
ガイドブックには乗っていないような小さなお寺だけど、南インドから多くのインド人が訪れる神聖なお寺。
村には大きな建物も増えてきたけれど、このお寺の素朴で温かいエネルギーはいつまでも続いて欲しい。
それにしても、朝5時から夜9時まで、お坊さん達ご苦労様ですー1
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