2020年3月10日

ムカンビカ寺院 * 2020インド

ムカンビカは優しいエネルギーの女神。
そしてお寺の中は、朝は神聖な、夜は陽気な雰囲気が漂う。
ここでは毎日お寺のプージャ(儀式)のスケジュールに合わせて動く。
お寺に行くしかやることはなくて、1週間のんびり過ごした。

朝は5時頃起きてお寺に行く準備をする。
神様に会いに行くので朝シャワー。
可愛いインドの服を着て、マーラ(首飾り)やイヤリングをして、髪には花を飾っておしゃれをする。
ヤバイ、日本でこんなオシャレすることなくなってる、、、

宿はお寺のすぐ裏。
まだ暗いうちに出かける。

早朝にお坊さんの家の前を通ると道に花びらを飾っていた

お寺は5時に開くので、もう人が既に並んでいる。
外でサンダルを脱いで入り口から入る。
入り口には何の意味もないセキュリティゲートがあって、ビービー鳴りっぱなし。
一応ガードマンが立ってるけどそのまま入る。
お寺の敷地内に入ると建物があって、その奥に神様がいる。

この建物の中の奥の方に神様の像がある
撮影はできない

神様に挨拶した後、5時半くらいからお寺の中で瞑想する。
マントラの声、鐘の音、人の話し声や足音が聞こえる中での瞑想はすごく不思議な感覚。
外側の音は聞こえているけど自分の内側はすごく静かで、お寺の中の空気の波動が体に響いて溶けていく。
この時間がすごく好き。

7時半頃までお寺で座って、その後に朝ごはんに行く。
だいたい行くのはバンズと呼ばれる揚げパン屋さん。

バンズにはバナナが入っていて少し甘い
横にカレーが付いている

太陽が眩しくなってくる時間

朝ごはんの後はお寺の前のお店で神様グッズの買い物をしたり、散歩をしたり。
そして部屋に戻ってバルコニーでヨガの練習。
目の前が緑で気持ち良い。

今日も部屋の向かいの木にキングフィッシャー
川に泳いでいる魚を狙っているっぽい

その後、2時頃からランチ。
数年前にこんな美味しくてキレイなレストランができた。
インドご飯があまり得意でない私も、ここのご飯は大丈夫だった。
8年前にコルールに来た時は、お腹を壊して宿で寝込み、お店も少ないので毎日キュウリをかじっていたというのに。。。

これで50ルピー!80円くらい

のんびりランチの後は、帰りにお寺に寄ったり、町のお店に寄ったり。
そして部屋に戻ってコーヒータイム。
1日何もしていないのに、あっという間に6時近く。
プージャの時間!
お寺行かなきゃ〜。

夕方、塔に火を灯し始める

ファイヤーマンのマントラでプージャが始まる
これがカッコいいのだー

インド人ファミリーの後ろにいるのは音楽隊
意外にもノリノリな踊りたくなるような音楽

建物の奥にいるムカンビカ女神の前の布が上がって顔が見えると、みんなガンガン鐘を鳴らす。
少しでもその顔を見ようと押し合いへし合い。
多額の寄付をする人がいると神様がお寺の奥から出てくる。
(私が滞在していた1週間は毎日出てきた)
お寺の奥の建物の中をグルグル回り、その後外回りをグルグル。
2人神輿で1周、4人神輿で1周、屋台で1周。
その後をみんなもグルグル。
そして外の台座に鎮座して儀式、その後ココナッツなどを神様からもらう。

グルグルしているとだんだんハイになってきて、なんだか楽しい。
これはお寺の演出が憎いくらい上手だからだと思う。
構成がとっても良くできている。
ちょっと勿体ぶっておいてから、ジャーンって神様が登場。
みんなが「ハハー」って頭を下げたくなるような、追いかけたくなるような、盛り上げ方。
神様を迎える音楽とか、ランプの使い方、お坊さん達の恭しい感じとか、お坊さんそれぞれのキャラに合った配置とか。
冷静に考えるとただの像なんだけど、笑。

神様が担がれて奥から出てくる
神様を担いでいるボスみたいなお坊さんの太い腕には虎のタトゥーが

金の屋台に神様が乗って、寄付した人たちが引っ張る

ギーランプを灯す、30ルピー也

ちょっとお茶目なお坊さん

神様からのプラサードは甘いお菓子

リトリートの仲間も15人近くコルールに来た

プージャが終わるのが夜9時過ぎ。
その後に晩ご飯を食べて、次の朝が早いのですぐ寝るという不健康な(!)生活。
ここでの生活でかなり胃が拡張された。

クライブはムカンビカ寺院に30年以上も毎年来つづけている。
ガイドブックには乗っていないような小さなお寺だけど、南インドから多くのインド人が訪れる神聖なお寺。
村には大きな建物も増えてきたけれど、このお寺の素朴で温かいエネルギーはいつまでも続いて欲しい。
それにしても、朝5時から夜9時まで、お坊さん達ご苦労様ですー1




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