2011年5月31日

スペインリトリート③

インドであるスワミが言っていました。
「昔の人達はメディテーションだけで変革していくことができた。
けれど現代の社会に生きる人達にそれは難しい。
アーサナ(ポーズ)とプラナヤマ(呼吸)を合わせてやることによって変革は進む。」

スペインのリトリートでそれを体感しました。
毎日のメディテーションとプラナヤマ、そして激しいアーサナは私の感情を掘り起こしてきます。
メディテーションは結構好き。
静かな気持ちになる。
午後のプラクティスも元気いっぱい。
私にとってキツいのは朝のプラナヤマ。
特にゆっくりしたプラナヤマの練習では集中が難しく、苦しい気持ちになってくる。
そして集中的なアーサナの練習は、感情を掘り起こしてくる。
朝のアーサナの最後、メディテーションとシャバアーサナ(寝るポーズ)は毎日感情が沸き上がります。



リトリートがあと2日で終わる日は、朝のアーサナの後に涙が止まらなくなってしまいました。
旅の最後が近づいて、感傷的になっているってこともあります。
日本の社会に戻ることに対する不安。
ここから出た後が、意識高くいられるかのチャレンジなのかもしれない。

でも、それよりもこの涙は何かがポロポロ剥がれていってるかんじ。
マウナ(無言の業)で自分の内側に入り、自分と向き合うこと
自然の中にいて、その一部である自分を感じることで
何かが変わったみたい。
すっごくスッキリしました。
涙とともに心が浄化されている。

ショールをかぶってたし、そっとテントに戻ったからみんな気づいてないけど
道ですれ違ったソフィーだけは気づいて、そっとハグしてくれました。
数日前に泣いた顔をしていたソフィー。
みんなそれぞれ、自分の変革を体験しているようです。



クライブが言います。
私達は変革の旅路にある
ヨガは感情を浮き上がらせる
悲しみの涙が出たとき、その悲しみを恐れないで
それは浄化なのだから、喜びとして受け入れなさい
愛情を持ってそれを受け入れなさい

私達の存在自体が喜びであり
ヨガを学ぶよう導かれているのなら二重の喜びであり
自己探求の道を行くのは三重の喜びなのだから



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