2011年5月31日

スペインリトリート②

リトリートのテント生活。
28人中の10人がここに寝泊まりしています。

私のシェア名とはドイツ人のノラ。
気さくなノラとは気が合って話しやすい。
快適なテント生活なのですが、、、
夜眠れないんです。。。
激しいプラクティスで神経が興奮しているのと
テントの中が暑いのとで。
それに月あかりが明るくて、電気を消し忘れたかと思うほど。
他のテントからもゴソゴソ音が聞こえてくる。



そんなこんなで毎晩明け方に夢を見ます。
それも昔の忘れていた記憶が呼び起こされるような夢。
子どもの頃に怒られたことや
幼稚園の運動会のこと、高校生の頃のことなど。

10日間という長さは、心にも身体にも調子良いときとイマイチなときが波のようにやってきます。
日本でのリトリートは6日間。
突っ走って終わっていく感じがあるので、また違う感覚です。

クライブがサットサンガで「こういう集中的なプラクティスをすると自分の中に眠っていた感情が掘り起こされることがある」と言っていました。
まさに私にもそれが起こっているかんじ。
他のメンバーも、なぜか悲しい感情が出てくるとか
いろんな夢を毎晩見るって言っていて、私だけじゃないみたい。



不思議だったのは、20歳のころ大好きだった人が出てきたこと。
もちろんとっくに彼のことは忘れている。
なのに、なんで???
次の日それを考えていて思ったのは
彼は私の考え方や生き方にすごく影響を与えてくれた人で
その人が出てきたのは、私の今の悩みを象徴しているのかも。
今、私はこの旅を終わろうとしていて、帰国後の自分の生き方を選ぶ分岐点にいる。
経済的な問題、親の反対、安定した将来・・・
でもやりたい道に進みたい自分・・・

このことをドイツ人のフービーに話してみました。
「自分が進みたい道に行くことに対して罪悪感を持たなくて良いんだよ」
そうだ、私は罪悪感を持ってるんだ。。
自分がやりたい道に行くことで、周りを巻き込むことに。
そう思うと涙が出てきて、涙と一緒に罪悪感が少しなくなった。

フービーから私のことを聞いたらしいクライブが、最後の日に言ってくれました。
「君は良い先生になる。ヨガの道を進むんだよ。」

帰国後に、不思議な偶然がありました。
京都のヴィパサナで、夢に出てきたその人が以前つとめていた仕事場の
Tシャツを着ている子を見つけたんです。
最終日のマウナがとけた後、その子に彼のことを知っているか聞いてみました。
今は独立して自分で会社を立ち上げたよう。
20代前半の頃からやりたかったことに進んでいるみたいです。


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