2008年6月29日

インド備忘録⑨ ヨガ

リシュケシュに滞在中、3つのアシュラムに行ってきました。

<ヨガニケタン>
ハタヨガのクラスは朝6時半と夕方5時の2回です。1日のスケジュールでは瞑想や講話などのクラスもありますが、私はハタヨガのクラスのみ参加。アシュラムに滞在していても、夜10時の門限以外は自由のようです。







1日のスケジュールはこんなかんじ








ハタヨガのクラスは2人の先生が交代で行っています。20代半ばから30代くらいのインド人男性。日本で見たインド情報のブログに書いてあったとおり、かなりのSぶりを発揮してました!

生徒の能力は完全無視でありえないアーサナ(ポーズ)をがんがんやらせます。頭の上に足を乗せてハンドスタンド、それで「Do it!!」とか言います。長期滞在のIちゃんによるとみんなに『タリバンヨガ』とか『アーミーヨガ』とか呼ばれてるらしい。恐ろしく長いキープのアーサナ、延々と続く腕立て伏せ(のようなもの)・・・。みんなが無理して体を壊さないか、心配になってしまうほど。私はドS先生の目を盗みながら積極的にサボリを取り入れてやってましたけどね。

加えて、ヨガホールはかなりの暑さ。窓は開いているのに閉まっているかのよう。天井にはファンが回っているけれど、ヨガが始まるとドS先生が無情にもスイッチオフ。暑さのせいか、無謀なキープのせいか呼吸がうまくできない。。。

日本で行っているヨガとの違いに戸惑いつつも、何回か受けていうちに呼吸の感覚が掴めてきました。アーサナに合わせてマントラを取り入れたり、やったことがない呼吸法をやったりして、インドならではのクラスも楽しめました。アライメント無視(!?)のクラスを受けたことで、アライメントの大切さも実感!

※アライメント・・・手や足、骨や筋肉などの配置、調整


<シバナンダヨガアシュラム>
シバナンダの病院の中にある、とてもきれいなヨガホール。大きな窓があって、気持ちよい風が入ってきます。目の前には雄大なガンガーの流れ。素晴らしい環境です。





シバナンダヨガアシュラム






実はちょっとショックでした。アジャスト(ポーズを修正すること)の仕方が荒くて。膝をぐっと押されたり、手をポンと投げるように位置を変えられたり。。。アジャストはアーサナだけでなく感情も動かすもの。それによって、アジャストされる側は、心まで伸び伸びする場合もあれば心にモヤがかかる場合もある。自分がクラスを提供するとき、それを心してやらなければ!


<パラマートニケタン>
講話のクラスとマントラヨガのクラスをそれぞれ2回ずつ受けに行きました。ヨガホールは小学校の教室の2階にあります。外の暑さとは対照的にひんやり床が冷たくて心が落ち着く場所。





パラマートニケタン
下の階の小学生
お皿持参で今からランチ





講話のクラスは『おばさん』といったくらいの年のインド人女性が先生です。落ち着いた優しい雰囲気の先生。クラスの最初に唱えるマントラがホールに響いて素晴らしくきれい。これだけで来た価値あり!講話も興味深かった。
料金はドネーション制。でもよっぽどみんな払わないらしく、あの穏やかな先生が声を荒げて払ってけというようなことを念押ししてました。こんなとこは人間っぽい(笑)

※マントラ・・・サンスクリット語で「文字」「言葉」を意味する。宗教的には讃歌、ヨガでは声による修行(ウィキペディアより)

マントラヨガは若いインド人女性の先生です。美しい、見た目も声も!先生の後についてマントラを唱えます。サンスクリット語はアルファベットをそのまま読めばいいので割と簡単。意味はよくわかんないけど、気持ち良いので大きな声で歌ってました。意味はわかんないけど、神聖な気持ちにもなります。
気になったのは超音痴な後ろの男性。修行に試練はつきものか。





マントラヨガのテキスト








ヨガは宗教ではないと私はとらえています。でも、ここインドではやはり宗教と深くつながりがあるもの。宗教というと日本ではちょっと引いてしまうようなところがあるけれど、インドで宗教は日常。この感覚の違いを埋めるのは難しい。でも、人生をより良く生きたいという気持ちは共通のもの。繋がるもの。ヨガってここから始まってるんだな。




ここに書いたことは、私の超短期滞在の旅の中でのこと。表面しか見えていないところも勿論あり。間違ってとらえていることもあり。でも、インドでのヨガ、全てに得ることが詰まってることは確か。

2008年6月27日

インド備忘録⑧ 町歩き

リシュケシュは修行者の町。あちこちでサドゥを見かけます。サドゥとは修行者のこと。でも町でたむろしてしゃべってたり、木陰で昼寝してたり、ただのおじさんなのか本当の修行者なのか、私にはよくわかりません。





サドゥ??






この町はとっても鮮やか。サドゥが身にまとうオレンジ色と女の人達が着るサリーの色が町を彩っています。道で座り込んでいるおばあちゃんや土方仕事をするおじさん達もよく見るとかわいい布を巻いてたりします。





カラフルな川岸
洗濯したサリーが干してある






町の中は人がいっぱいだし牛もいっぱい。人間と同じように町を闊歩しています。インドでは牛はシヴァ神の乗り物として大切にされているからなのか、堂々としたもの。
牛がいっぱい⇒フンもいっぱい⇒それに群がるハエもいっぱい。
フンは太陽の光で乾いて舞い上がり、道は埃っぽい。衛生的にはあまり良いとは言えない状態です。
屋台で仲良くなった子供が抱きついてきたりふざけて私の口を押さえたりするんだけど、あなたさっきまでウンコとたわむれてたでしょ〜!!でもそのうち慣れます(笑)

リシュケシュには2つの橋がかかっています。ガンガーの下流側にある橋がラーム・ジューラー、上流側がラクシュマン・ジューラー。橋と言っても車が通るような橋ではなく、吊り橋といったかんじ。
この橋と渡し船くらいしか向こう側に渡る手段がないので、いつも橋は混み混み!定員ないの?っていうくらいの沢山の人。バイクも渡るし自転車も渡る。歩けないおばあちゃんを荷車に乗せて渡ったり、家具みたいな大きい荷物を運んでる人、牛、猿、なんでもあり。物乞い、物売り、途中で記念撮影する人達・・・そりゃ渋滞するわ。


ラクシュマン・ジューラー


ラーム・ジューラーの近くには、手前側に私が滞在したヨガニケタンやシバナンダアシュラム、橋の向こう側にパラマートニケタン等、アシュラムが多くあります。レストランや旅行会社、ネットカフェもあるので1日に何度も往復します。
ラクシュマン・ジューラーの方にもゲストハウスやお店、カフェ等があってにぎやか。階段が続く両側にお店があったりして更に異国情緒あふれる雰囲気。私はここちら側にあるチベット系のお店やキュートな洋服屋さんが気に入って、日中は毎日ほっつき歩いてました。



乗り合いリクシャ

この二つの橋の間は歩くと30分程かかるくらい離れています。猛暑の中、行きも帰りも歩くのは結構しんどい。橋の手前側からなら乗り合いリクシャで移動できますが、ラーム・ジューラー⇒ラクシュマン・ジューラーは5Rsで行けるのに、なぜかラクシュマン・ジューラー⇒ラーム・ジューラーだと20Rsほどかかります。橋の向こう側を移動するなら乗り合いジープ。2つの橋の間は5Rsです。
でも橋の周辺は車の乗り入れができないので、結局歩き回って汗だくの埃まみれ。


うだるような暑さの中、ガンガーに架かる橋を目の前にすると世界の端っこからボーっとこの世を見ているような感覚になります。

この目の前の光景の中、なぜ私は私なのか。私であることの意味。意味があるなら自分に何ができるのか。
人であることは同じなのに、ここで目にする貧しい人達。こんなにも違う生活。彼らが不幸せで私は幸せ?もしそう思うのならそれはエゴじゃないのか。
幸せは与えられたものをどう捉えるか。だから今に意識を。次に意識を。
次は自分で選ぶのか、導かれるのか。。。

思考はぐるぐる・・・

あ〜、なんだか暑さで頭がおかしくなってきたみたい。

2008年6月24日

インド備忘録⑦ ごはん事情

日本じゃありえないことだけど、、、インドへ着いてから丸1日、何も食べていないことに気づきました。リシュケシュに着いた朝、やっと気分も落ち着いたので、ゲストハウスのおじさんにお願いしてチャイとチャパティを作ってもらいました。

チャパティはナンよりももっと小さくて薄っぺらいもので町のどこでも食べられます。よく日本のカレー屋さんで食べるようなナンはちょっと高級品。チャパティにギー(精製したバター)を練り込んだものがパラタ。これもちょっと高級。これらのパンの総称をロティと言います。

実は私、以前からチャイ+チャパティの組み合わせでよく朝ご飯を食べてました。行きつけの輸入食材屋『ガルーダ』でネパール人のおじさん達にこれがうまい!って教えてもらったので。(チャパティは冷凍物だけど)朝の定番、この素朴な味がやみつきになるのです。


チャイとチャパティ
おまけでつけてくれたピクルス


チャイ5Rs=13円
チャパティ1枚5Rs=13円
パラタ1枚10Rs=26円




リシュケシュは聖地ということもあり、ベジタリアンの町です。肉とアルコールは町の中にはありません。デリーのタクシーのおじさんが、本当はみんなこっそり食べてるって言ってたけど。




私が1日3回は行っていた屋台のチャイ屋さん

ヨガニケタンアシュラムのすぐ目の前にあります。多分チャイ1杯4Rs。いつもお金はいらないって言うから適当な金額を置いてくので、本当の金額はよくわからず。こんなんで商売あがったりじゃん、と思いきや地元の人達からはちゃんとお金取ってます。英語がほとんど通じないけど、いつも笑顔で迎えてくれて、ほっとする場所。いつもここでご飯食べてるおじさん達に混ざって私もまったり。

ここのご飯とチャイはどこよりもおいしかった!!チャパティにはジャガイモのペーストが挟んであります。サブジ(豆のカレー)やパコラ(野菜の天ぷら)もすごくおいしい!


         パコラ ⇒

カリフラワーやタマネギに
マサラ(スパイス)の衣をつけた天ぷら






リクシャスタンドのちかくのレストランで食べたロティとダール(豆のスープ)。ダールは味が淡白であんまり・・・ チャイは砂糖ほしいかって聞かれたから「なしで」って答えるとすごいびっくりされました。2回も本当になくていいの?って確認。だったら聞くなってば。でもやっぱり甘い方がおいしいみたい。日本だったらこんなに甘いのはちょっと・・って思うけど。インドの暑さのせいかな。この甘さで元気が出ます。

  




ターリー。インドの定食。かなりの量で食べきれません。なのにチャパティ食べ放題。
ヨーグルトをカレーに混ぜて食べたりご飯にかけたりしてる人をよく見ました。






ドーサ。南インドの食べ物。パリパリのクレープのようなものを巻いてあります。中にジャガイモの煮たのが入っているのがマサラドーサ。これはチョティワラというリシュケシュで有名なお店のもの。

マサラドーサ











         

ターリーとマサラドーサ




注)1人前じゃありません


リシュケシュで知り合ったIちゃんと2人で、最終日の豪華なランチ


ほとんど毎日チャイ屋さんでお腹を満たしていたため、食べ物の写真が少ないですね〜。

インド備忘録⑥ ヨガニケタンGH

リシュケシュへ向かうバスの中は、10人ほどの外国人旅行者がいました。インドで出会った初インド人じゃない人!なんだかちょっと安心。ぎゅうぎゅう詰めのバスは20Rs(約56円)でリシュケシュまで向かいます。1時間ほどで無事到着。やっとリシュケシュ入り!!

リクシャを見つけて、とりあえずヨガニケタンのゲストハウスを目指します。予約はしていないけど、今のシーズンなら空いてるでしょう。⇒空いてました。インドは1月頃がシーズン。今は暑さと雨期であまり外国からの旅行者はもっと北の方に行くみたい。今はインド人が聖なる川、ガンガーを目指してこの地に来るため、町はインド人で込み合っています。ちなみに私はよくネパール人かと聞かれました。

ヨガニケタンのアシュラムは2週間以上なら滞在できます。アシュラム宿泊の場合は3食とヨガレッスン、瞑想など全て込みで1泊450Rs=約1170円。最近400Rsから値上がりしたようです。アシュラムはゲストハウスの道を挟んで向かい側、長い階段の上にあります。ちょっとばかし息が切れます。



アシュラム内の様子


4泊しかできない私は短期宿泊も可能なゲストハウスに滞在。1泊500Rs=約1300円でヨガレッスンも受けられます。食事は別料金200Rsを払えば3食アシュラムで食べさせてくれるようだけど、私は食事なしにしました。(あんまりおいしくないと聞いたので)この辺りでは少々高めだけど、部屋は広くてきれい。贅沢にもお湯シャワー付き。目の前には雄大なガンガーが広がり、一目で気に入りました。




ヨガニケタンGHから見えるガンガー


このゲストハウスには一応キッチンが付いていて、お願いすればおじさんが簡単なご飯なら作ってくれます。おじさんにはキッズが2人。おじさんに似てなくて、すごくかわいい男の子達。ちょっとシャイたけど毎日会っているうちに仲良くなりました。最後の日はバイバイって言ったら半べそ状態でこっちを向いてくれなかったけど。。。

入り口にはガードマンがいます。寝てることも多々あり。このガードマン、昼間に私が部屋で寝ていたら、窓に顔をくっつけて思いっきり部屋の中を覗いてましたっ。セコム並みのセキュリティ!?

ここでの一番好きな時間は夕方から夜にかけて。ガンガーの向こう岸からマントラの声が聞こえてきます。その心地良い音を聞きながらゆっくりとしたガンガーの流れを見ていると、外の混沌とした世界とのあまりの違いにインドの不思議な空気を感じます。ここは全てがごちゃ混ぜの場所。なにもかもが渦巻く中に、私は身を置いている。その渦巻きと自分の境目がわからなくなるような、でも自分を確認するような、不思議な感覚です。

2008年6月21日

インド備忘録⑤ ハリドワール

バスに乗ってから7時間後、やっとハリドワールの町に着きました。5時間でも6時間でもなく、7時間。しかもまだリシュケシュには着いてない。。。バスの乗客達はここで続々と降りて行きます。結局乗っているのは私だけ。すると、最後に降りかけた乗客が「もうリシュケシュには行かないってさ」はぁ〜???

ドライバーはぐったりとして寝転がっています。何なのこれは!!ドライバーを揺すって「リシュケシュ行かないの!?何で?」怒鳴るような大きな声でドライバーを起こしてやりました。「もう行かない。」「何でよ〜!私困るんだけど!!」「ヒンディーで話せよ!」くっそ〜。
でも、ここで交渉してこのドライバーと1時間バスで2人きりってのも怖いかも。今は夜8時半。リシュケシュに無事着いたとしても9時半で、それから宿探し。それならハリドワールに泊まる方がましかも。。。一瞬で頭の中をフル回転させて考え、バスを降りました。

周囲に乗客の姿はもうなく、リクシャのドライバー達が私に声をかけてきます。なんかヤバいシチュエーションだ。。ここはハリドワールのどこなんだろう。中でも安全そう(?)な顔をしているサイクルリクシャの人に、ガイドブックに載っている適当なホテルを言って連れて行ってもらうことにしました。サイクルリクシャならいざというとき飛び降りれるでしょ。

行ったホテルは満室。今はインド人の旅行シーズン、しかも聖地ハリドワール。結構ホテルは混んでいるみたい。その近くのホテルへ飛び込み、1室空いていました。小さいホテルだけど、家族連れも泊まってそうだし部屋もまあまあきれい。安全だと判断し、ここに泊まることにしました。「シャワーはお湯出るの?」「お湯はバケツでくんでくるよ」あっそ、めんどくさいな、もう水でいいよ。

水シャワーを浴び、顔を洗うと鼻の穴から真っ黒いものが出てくる出てくる。そうとう排気ガスを吸っていたらしいです。やっときれいになってスッキリ。飛行機とバスであれだけ寝たというのに、あっという間に眠り落ちていきました。




朝のハリドワール





翌朝6時に起床し、バス停へ。やっとリシュケシュへたどり着きそうです。

インド備忘録④ バス移動

バスは午後1時に出発です。これからの長時間移動、トイレに行っておかないと。近くの店でトイレの場所を聞いて行ってみると、そこは公衆トイレ。○○○がどの個室にもしっかり残ってます。そこにたかるハエのすごい数。
これがインドだ、汚いトイレくらいなんだ。阪神大震災のとき、仮設所になった公園のトイレの掃除をしたことを思い起こし、あれよりはきれいだと言い聞かせます。(震災のときのトイレは足の踏み場もないくらい汚かった、トイレの中も壁も周囲も!) しばらくトイレの前で悩んだ末。あ〜、やっぱり無理!ボランティアで掃除するのと自分がするのは別!トイレは断念です。なるべく水分を取らないようにしよう。

トイレで悩んでる間にあっという間に1時になりました。乗るときにもう一度ドライバーに確認。「リシュケシュまで行くんだけど、どのくらいかかる?」「6時間」 最初に聞いたときより1時間増えてる。。。

バスの中はかなりの蒸し暑さ。汗がじんわりわき上がってくる感じです。それでも走り出せば風が気持ちよく入ってきます。私は前から2列目、窓側の席だったので結構快適。道路の埃を顔全面に受けながら窓の景色を楽しみます。

前の席とその横は家族連れ。一家でハリドワールまで行くそうです。隣に座ったおばちゃんもハリドワールまで。ハリドワールはリシュケシュの1時間ほど手前の町で聖地と言われているところです。ガンガーの源流であるガンゴットリーやヒマラヤの山々への入り口の町。多くのインド人が聖地ハリドワールを目指すようです。
インターネットでリシュケシュ行きのバスについて調べたときは約7割が外国人旅行者、あとの3割がインド人だったと書いてあったけれど、満席のこのバスはどうみても外国人は私だけ。あとは全員インド人。やっぱ乗るバス間違ったかな、、まあ乗っちゃったからしょうがないか。

バスは順調に進み、走り出してから約4時間後、ようやく休憩に入りました。以前インドに行ったことがあるヨガインストラクター仲間のCちゃんによれば「バス移動の休憩は旅行者用に結構きれいなところに止まるよ。トイレも大丈夫。」ってことだったけれど、ここはどう見てもインド人用休憩所。恐る恐るトイレへ行ってみると、、、まあこれなら入れる。無事トイレを済ませてチャイ(5Rs=約13円)を飲んで一息。再びバスでリシュケシュを目指します。




バス休憩

インド備忘録③ ISBT

約1時間でタクシーはISBT近くへ到着。一人50Rs(約130円)おばちゃんの友達にお礼を言って、おばちゃんと私はISBTの建物へ向かいます。この時点でかなりの暑さ。おばちゃんは汗をふきふき途中道ばたのアイス屋さんでアイスを購入。私にも勧めてきたけど、これはちょっとね〜。お腹壊すのは目に見えてる。「いらない」「じゃあ荷物持ってて」インドのおばちゃん、たくましいなぁ。アイスを食べながら手ぶらのおばちゃんと、背中にバックパックをしょい両手にバックを持つ私、建物へ向かいます。

ISBTは私の想像していたような建物ではなく、日本の立体駐車場のようなかんじの湿っぽくて暗いところでした。ここでおばちゃんと別れてチケットカウンターを探します。
と、そこでおじさんが声をかけてきました。「どこ行くの?」「リシュケシュ」「じゃあこっちだよ」スタスタと建物の中を通り、中を抜けて外へ。これは怪しいんじゃない?「ちょっと待ってよ。案内所で聞いてくるから」引き返してISBTの案内所へ。おじさん、それでもついてきます。案内所の人は結構そっけなくて、ちゃんと教えてくれません。おじさんは自分のバスを猛烈アピール。260Rs=約670円かあ。そんなに高くないんじゃない?(相場をちゃんと調べてなくて勘だけで判断)「こっちの方が絶対早くリシュケシュ着くよ」 ん?早く着く!? 夜遅くリシュケシュ着いて宿を探すのがちょっと気になっていたので、早く着くという言葉に反応してしまった。「どのくらい?」「5時間だよ、1回しか止まらないよ。」それなら明るいうちにリシュケシュに着くかも。

これが間違いの始まりでした。。。

                 ISBT横の道

インド備忘録② 空港

デリーの空港では意外にもスムーズ。入国では何も聞かれず、荷物を待つ必要もないのであっさり完了。両替も済ませて出口へ向かいます。ガイドブックやインターネットでの事前調査ではここからが難関らしい、行くぞ〜!!意気込んで外へ出たものの、誰も声をかけてきません。なんで〜?ここで客引きに変な旅行会社や高級ホテルに連れ込まれるはずなのに。。。インド人、ほぼ全員私を無視。なんかちょっと寂しいんですけど。。。

まあ、いいや。
エアポートバスでISBT(長距離バス乗り場)へ向かいます。ここからバス停まで2時間、リシュケシュまで7時間。私の計画では今日中にリシュケシュまでたどり着いて、明日の朝からヨガ三昧!


空港の外に出てエアポートバスの表示を探します。が、うろうろしても見つからない。近くの警備の人に聞くと「あっちだよ」窓口の人に聞くと「こっちだよ」全然違うところを教えてくれるのでうろうろ。。。
あ、でもすんごい上の方に下手な字で書いてありました。『BUS STOP』こんだけ〜?って感じの表示。近くにいた警察に聞くと「ここだよ」とのこと。そしてインド人のおばちゃんが、「私もISBT行くよ。」どうやら客はおばちゃんと私の2人みたいね。思ったよりも空港は人が少ないなぁ。










しばらくおばちゃんとバスを待っていると、おばちゃんが友達を発見した様子です。そしてその友達とタクシーをシェアするので、私も一緒にどう?って声をかけてくれました。おばちゃんは話した感じとっても良い人そうだったので、信用できそう。乗せてもらうことにしました。計画よりも早くISBTに着きそう。順調なスタートです。

2008年6月20日

インド備忘録① インドへ

いまだ体調優れず。。。なんだけど、旅のことを忘れないうちに記録しておこうと思います。

インド出発日。木曜日の夜にセントレアに向かいました。
深夜1時発のバンコク行き。この便は4月に始まったばかり。深夜便は寝て起きたら着いてるという、ラクチン便。そのかわり浜松発の空港へのバスがないため、新幹線と電車を乗り継いでセントレアまで行かなくてはなりません。以前、関空発の深夜便を使ったときに空港への最終電車に乗り遅れて、大阪からタクシーで空港まで行くハメに。。。(タクシー代1万円以上!)その教訓を生かして、しっかり電車の時間調べて行きましたよ〜っ。

深夜のセントレアはガラガラ。待ち時間ゼロでチェックインカウンターへ。荷物は機内持ち込みできるように、最小限にしてきました。だってバンコクの空港も(2年前バンコク経由ホーチミンで荷物紛失!)デリーの空港も信用できないんだもん。デリーからの長距離移動の前に、めんどくさいことに巻き込まれたくないからね。




私の荷物 足の倍くらい ⇒


今までの経験と万全なる準備で、いざインドへ!







インドへ行く前の私のインド人に対する印象 ⇒ 話すときの距離が近すぎ、顔が濃い(私は薄い顔好き)、香辛料っぽいにおいがする

浜松で何人かのインド人と知り合ったけれど、あんまりぱっとしなかったなあ。そういうのもあって、今まで何となくインドへ行く気にはならなかった。はて、なんで今回は行く気になったのか。。

バンコクからデリーへの便はほとんどインド人らしき人達。かなり現地のにおいを醸し出しています。機内は空いていて、私の隣は2席とも空いてる。これなら寝れるぞ〜、まずはトイレへ。と行って戻ってくると、私の席3つ使ってインド人が寝てる!私の毛布と私の枕使って寝てる!これだからインド人やだ〜。(←かなりの偏見)なんとなくこれから先の旅への不安が。。。他の席もほとんど寝てるインド人達に占領されていて、仕方なく2席残ってるところへ行って小さくなって寝ました。これから始まる初インドに備えて寝とかないとね。

そして数時間後、定刻どおり午前10時40分インディラガンジー空港へ着いたのでした。
つづく。

2008年6月15日

帰ってきました

インドからなんとか無事に帰ってきました。
そしてただいま下痢真っ最中。
ゆっくりとPCの前に座ってられる状態ではありません〜。
ということで、ご報告はまた後ほど。

リシュケシュは
不思議な魅力ある町でした!


2008年6月4日

インドへ

明日の夜、インドに発ちます。
ヨガの聖地、リシュケシュへ。
いつも同じ場所にばっかり行ってる私には、久しぶりの始めての土地。
ちょっぴりの緊張とワクワクドキドキ。
1週間の短い旅だけど、楽しんできま〜す♪