<ヨガニケタン>
ハタヨガのクラスは朝6時半と夕方5時の2回です。1日のスケジュールでは瞑想や講話などのクラスもありますが、私はハタヨガのクラスのみ参加。アシュラムに滞在していても、夜10時の門限以外は自由のようです。
1日のスケジュールはこんなかんじ
ハタヨガのクラスは2人の先生が交代で行っています。20代半ばから30代くらいのインド人男性。日本で見たインド情報のブログに書いてあったとおり、かなりのSぶりを発揮してました!
生徒の能力は完全無視でありえないアーサナ(ポーズ)をがんがんやらせます。頭の上に足を乗せてハンドスタンド、それで「Do it!!」とか言います。長期滞在のIちゃんによるとみんなに『タリバンヨガ』とか『アーミーヨガ』とか呼ばれてるらしい。恐ろしく長いキープのアーサナ、延々と続く腕立て伏せ(のようなもの)・・・。みんなが無理して体を壊さないか、心配になってしまうほど。私はドS先生の目を盗みながら積極的にサボリを取り入れてやってましたけどね。
加えて、ヨガホールはかなりの暑さ。窓は開いているのに閉まっているかのよう。天井にはファンが回っているけれど、ヨガが始まるとドS先生が無情にもスイッチオフ。暑さのせいか、無謀なキープのせいか呼吸がうまくできない。。。
日本で行っているヨガとの違いに戸惑いつつも、何回か受けていうちに呼吸の感覚が掴めてきました。アーサナに合わせてマントラを取り入れたり、やったことがない呼吸法をやったりして、インドならではのクラスも楽しめました。アライメント無視(!?)のクラスを受けたことで、アライメントの大切さも実感!
※アライメント・・・手や足、骨や筋肉などの配置、調整
<シバナンダヨガアシュラム>
シバナンダの病院の中にある、とてもきれいなヨガホール。大きな窓があって、気持ちよい風が入ってきます。目の前には雄大なガンガーの流れ。素晴らしい環境です。
シバナンダヨガアシュラム
実はちょっとショックでした。アジャスト(ポーズを修正すること)の仕方が荒くて。膝をぐっと押されたり、手をポンと投げるように位置を変えられたり。。。アジャストはアーサナだけでなく感情も動かすもの。それによって、アジャストされる側は、心まで伸び伸びする場合もあれば心にモヤがかかる場合もある。自分がクラスを提供するとき、それを心してやらなければ!
<パラマートニケタン>
講話のクラスとマントラヨガのクラスをそれぞれ2回ずつ受けに行きました。ヨガホールは小学校の教室の2階にあります。外の暑さとは対照的にひんやり床が冷たくて心が落ち着く場所。
パラマートニケタン
下の階の小学生
お皿持参で今からランチ
講話のクラスは『おばさん』といったくらいの年のインド人女性が先生です。落ち着いた優しい雰囲気の先生。クラスの最初に唱えるマントラがホールに響いて素晴らしくきれい。これだけで来た価値あり!講話も興味深かった。
料金はドネーション制。でもよっぽどみんな払わないらしく、あの穏やかな先生が声を荒げて払ってけというようなことを念押ししてました。こんなとこは人間っぽい(笑)
※マントラ・・・サンスクリット語で「文字」「言葉」を意味する。宗教的には讃歌、ヨガでは声による修行(ウィキペディアより)
マントラヨガは若いインド人女性の先生です。美しい、見た目も声も!先生の後についてマントラを唱えます。サンスクリット語はアルファベットをそのまま読めばいいので割と簡単。意味はよくわかんないけど、気持ち良いので大きな声で歌ってました。意味はわかんないけど、神聖な気持ちにもなります。
気になったのは超音痴な後ろの男性。修行に試練はつきものか。
マントラヨガのテキスト
ヨガは宗教ではないと私はとらえています。でも、ここインドではやはり宗教と深くつながりがあるもの。宗教というと日本ではちょっと引いてしまうようなところがあるけれど、インドで宗教は日常。この感覚の違いを埋めるのは難しい。でも、人生をより良く生きたいという気持ちは共通のもの。繋がるもの。ヨガってここから始まってるんだな。
ここに書いたことは、私の超短期滞在の旅の中でのこと。表面しか見えていないところも勿論あり。間違ってとらえていることもあり。でも、インドでのヨガ、全てに得ることが詰まってることは確か。