2019年5月20日

ウブドで再会

リトリート後のバリ島滞在中のこと。
順番がバラバラになるけれど、思い出したことから載せてくことにする。

今年1月のインドのリトリートで出会った友人アヌーク。
彼女はインド半分バリ半分の生活をしている。
そしてパートナーは私が2008年に東京で受けたトレーニングの哲学の先生だったエミール・ウェンデル。
この2人のお宅訪問をすることになった。

アヌークとは3週間のリトリート中あまり話ができなくて、最後数日になって彼女から「あんまり話ができなかったから一緒にご飯食べよう」って言ってきてくれた。
それがこの再会に繋がっていると思うと声をかけてくれたことに感謝!
そしてエミールとは11年ぶりの再会になった。
(実は去年ウブドの道で見かけたけど)
エミールはクライブの古い友人であり生徒で、またクライブとは違った味があるダンディなオジサマ。
忙しく世界中を動き回っているから、個人的に話をできるのは超貴重だ。

「今のヨガはヨーロッパも日本もインドの伝統的なものとは違う方向に行っている。アーサナ然りビジネス然り。インドでの深い経験があるのであれば、それを伝えていかなくては。」
「日本の禅僧が長い時間微動だにせず座っていられるのは何故なのか。どうしたらそうできるのか。プラーナヤーマはそこに導いてくれる貴重なツールだ。」
「哲学を見ていくと、インド哲学もヨーロッパ哲学も日本も中国も根本は繋がっている。人間の根本。」

そして特に印象に残ったのはこんな言葉。
「リトリートを海外でやることはすごく意味がある。日本人が日本で納豆を食べながらリトリートをしてもダメなんだよ。欧米人も同じ(エミールはスイス出身)。自分の文化の中にいても自分が持っている概念から出ることはなかなか難しい。違う文化の中で違う食べ物を食べて、違う雰囲気の中で過ごすのが大事なんだ。」

確かに、私がリトリートに参加するときも日本だとコミュニケーション楽だし、みんな綺麗好きだし、人に気を使ってくれるし、食べ物美味しいし、温泉もあるし、リラックスできて楽しい。それはそれで貴重な時間だけれど。
それが海外だとちょっと違う緊張感があって、マインドが揺れ動く。

今回リトリートに参加してくれたある方が、参加前に少し不安だと打ち明けてくれた。
「リトリートに参加して自分が自分でいられなくなりそうで心配・・・」と。
自分が自分でいなくていいんだよー。
私がリトリートに参加するときもいつも自分に言い聞かせる。
クレイジーになっていいんだ!
自分の枠から飛び出しても大丈夫な場所がリトリート。
大きな自然と見守ってくれる先生や仲間がいるから。
自分が持っている「こうすべき」「私はこう」をぶち壊せ!
ハタヨガはヴィーラ・戦士のヨガ、マインドの習慣を壊すヨガなのだから。


人の家だからあんまり写真撮ってもな、と思ってあまり撮らなかったんだけどすんごい素敵な家!!
これにプールが付いてたらパラダイスだなー。
なくてもパラダイスだけど。
(外観が損なわれるからってエミールがプール作ってくれないとアヌークが言ってた・笑)

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