バクレシュワから車で数時間、ターラピッタへ行った。
殺戮の女神カーリーの色は赤。
私達3人は上から下まで赤い服を着て出かけた。
ここに来ているインド人達も思いっきりオシャレして来ている。
家族そろっての真っ赤や足まで赤い粉で染めている人も。
この世の中、コネとお金がモノを言う。
バクレシュワに住む友達の知り合いというターラピッタの僧侶に賄賂(?)を渡し、裏口からショートカットでお寺に入った。
裏から入って僧侶に呼ばれるのを待つ
表の入り口、本当はここから入っていく
上の廊下には女神に会うための長蛇の列
女神のいる建物まで列は続く
裏門から入って、奥の建物に入るまで少し待った。
その間に列に並ぶインド人達を観察。
女神に捧げるヤギを連れてくる人も何人かいた。
いまだにこういう風習が残っているっていうのが、日本の感覚からすると信じられない。
気持ち良さそうに昼寝のおじさん
そしていよいよカーリー女神にご対面するべく建物の中に入る。
本当ならカーリーの像に触れられないくらい人がぎゅうぎゅう詰めになるらしいんだけど、そこは裏口組、まあまあ余裕がある。
そして「なんと、特別にカーリーとハグできるってよ!」と言われた。
ハグ?どうやって?
友人のインド人は100回以上ここに来ているけど、こんなことは滅多にないという。
どうやらありがたいことらしい。
中では僧侶達がカーリーに洋服を着せたり、花を飾ったり、聖水をかけたり、マントラを唱えたりとプージャ(儀式)が行われた。
カーリーが着飾っていく
ジャーン、出来上がり
僧侶がビンドゥ(額の点)をつけてくれる
そしていよいよハグタイム。
順番に並んでカーリーのもとへ行くと、僧侶にガッと首根っこを掴まれてカーリーの胸の辺りに顔を押しつけられる。
カーリーは洋服を着ていて胸は柔らかいから痛くはないんだけど、ここにみんなが顔をつけていると思うと複雑。。。
インドにコロナが来たらクラスター間違いなしだな。
ランチタイム
外ではたくさんの人達がお昼ご飯をもらっていた。
裏口組の私達は建物の中で特別っぽいモノをもらう。
神様からもらうありがたいご飯。
どんなかなーと待っていたら何やら肉を揚げたような塊が。。。
まさか、生贄のヤギ・・・?
と思ったら魚だった。
私達はベジタリアン仕様で魚は食べず、野菜のサブジやビリヤニをもらった。
ご飯を待っている間の自撮りショット
カーリー寺院のすぐ横には火葬場、そしてまた別の神様の場所がある。
そこでは怪しげなサドゥー達が集っていた。
真っ赤な神様
こうしているとインド人だと間違えられることが多い
多分、ヤギの首を落とすために使っていたものだと思われる
参道のお店でショッピング
変革の女神カーリーのパワーは強い。
エネルギーをバンバン放ってくる。
どんどん便利な世の中になって、欲しいものも手に入るけれど、それと同時に何が大切なのか見失いそうな今の時代。
カーリーは「目覚めよ!」と私達に投げかけてくる。
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