2012年12月30日

アルケミスト

トモちゃんおススメの本『アルケミスト』を読みはじめた。

私の読書はドキュメンタリーかヨガ関係、哲学本がほとんど。
物語ってどうせ作り話でしょ〜的に気持ちが入らないんだな。
ってことで久々の小説なんだけど、、、どんなかなぁ〜。

物語で主人公の羊飼いの少年は宝物を探しにスペインのタリファから海を渡って
モロッコのタンジェへ行き、そこからエジプトの砂漠を目指す。

すぐに引き込まれた。
タリファといえば!!!
私が2年半前に訪れた場所。
もともと行く予定ではなかったけど、他の町の港が閉鎖してるってバスの中で偶然聞いて急遽タリファに行くことに変更した。
そしたらすっご〜く気に入って、いつか絶対戻る!って今でも思ってる場所。




物語の中で少年が海を渡ってたどり着いたモロッコのタンジェ。
私も海を渡ってタンジェへ行ったっけ。
初のアフリカ大陸。








タリファもタンジェも情景が思い浮かぶ。
これって!出会うべくして出会った本かも?(単純!)

正直言って物語の結末はあんまりしっくりこなかった。
前半ドキドキしながら読み進んだけど、最後はちょっと、、って思ってしまった。
でも、この本はストーリーが重要なのではないんじゃないか。
そこに書かれている言葉は心にグイ〜っと入ってきたから。

今のままでいるか宝物を探しに行くか、少年は迷い続ける。

「若い頃は全てがはっきりしていて全てが可能だ。夢を見ることも自分の人生に起こってほしいことに憧れることも恐れない。ところが時が経つうちに不思議な力が自分の運命を実現することを不可能だと彼らに思い込ませるのだ。
その力は否定的なもののように思えるが実際は運命をどのように実現すべきかをおまえに示してくれる。そしておまえの魂と意思を準備させるのだ。」

何かに行き詰まったように思えても、それは次へと繋がるようになっている。
それは多分、具体的に自分が動かなかったとしても意識が変わるからかな。
その意識の変化から道は示されていくから(それがこの物語で言う前兆?)
ちゃんと察知するように準備しておかないと。
その準備がヨガであり、心の内の静けさを育むことなんだろうと思う。

『マクトゥーブ』・・・それは書かれている!


私の2012年、外側の変化はなかったけど内側は大きく揺れ動いた。
前半、抱えた荷物はずっしり重かったぁ〜。
そこから少し解放されたとき、いろんな新しいものが向こうからやってきた。
何も変えたつもりはないのにいろんな繋がりが見えはじめた。
ゆっくり何か進んでいる気がして楽しみだ!
新しい年に向かう準備ができたし、自己探求のジャングルに向かう心の準備もできた。

ありがとう、2012年!!!


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

sari先生の話を聞いていると私も新しい自分を見つけることができるかな内面から変わることができるかなって思えてきます。
同じ年なのになんでこうも違うのかしら。。。^^;
1ヶ月後会えるのを楽しみにしています。
気をつけて行ってきてくださいね~~

Sari さんのコメント...

匿名さん、コメントありがとう〜。
同じ年?誰かな。。。

私達はみんな変わる可能性を持ってる!!
この本にもそのメッセージが入ってたよ。