2008年7月13日

インド備忘録⑫ デリー

またもや大汗をふきふき、電車に乗ってほっと一息。電車移動は快適でした。一番良いシートを取ったので、個室だし、エアコン付きだし、足を伸ばして寝られるし。窓から見えるインドの景色は、テレビで見ているような感覚になります。象に乗って草を運ぶ人やレンガのような家に住む人達、ジャングルのような山の中。。。
そしてあっという間にデリーに着いたのでした。そう、あのデリー。騙す人がいっぱいいる(とガイドブックに書いてある)デリーに。






電車がデリーに着いたのは3時頃。フライトは夜中の11時半。どうやってデリーで時間をつぶすか。まず、アンサルプラザというデパートに行ってみることにしました。デパートなら涼しいだろうし、座って休憩するとこもあるだろうし、空港に行くにもすぐにタクシーつかまるでしょう。ところが、このデパートは結構つまらない。見るところはあんまりないし、休憩するところは外の暑〜いベンチ。1時間で飽きてしまいました。やっぱ町を楽しむにはコンノートプレイスかなぁ。

コンノートプレイスはデリーの町の中心にあるお店がいっぱいある場所です。リクシャでここに行くと、降りたとたんに人が私に集まってきました。何処行くの?バザール行きたい?旅行会社はこっちだよ・・・等。あ〜これが噂の騙す人達ね。「ここは悪い人が多いから気をつけて」と言ってくれる人も最後には店に連れ込もうとする始末。バックパック背負ってフラフラ歩いてる私は良いカモなのでしょう。でもそんなのには騙されないぞ。
お店はたいして魅力的に見えず、暑さは増し、結局カフェに入ってお茶をすることに。そしてまた町をブラつき、ちょっと早いけど空港へ行ってしまえとリクシャを探すことにしました。

バスだと90Rsで空港まで行けるようだけど、リクシャはいくらなんだろう。そこまで調べてなかった。とりあえず150Rsくらいで交渉してみることにしました。交渉決裂!だいたい400Rsくらいはふっかけてきます。う〜ん、どうしよう。そんな中、「いいよ、じゃあ250Rsで」というリクシャが現れました。よし、これにしよう。

私と交渉したのはドライバーのお兄さん(本当か知らんが)。彼らの家は空港の近くなのでこのまま帰るとのこと。お兄さんも一緒に乗せてくれというので、断る理由もなくOKしました。お兄さんはおしゃべりでお調子者といったかんじ。私の隣に座ってきます。「なんであなたが運転しないの?」「手を怪我してるんだ」「ふ〜ん。なんで前に座んないの?」「それは法律違反だから駄目なんだよ」だって。なんか怪しいなぁ。

リクシャは走り出し、お兄さんと話しながら町の景色を眺めます。すると私の背後でガサッと音が。。。振り向くとビニールに入ったトイレットペーパーが落ちています。これ私のだ。バックパックの一番上のファスナーが開いてる。「今開けたでしょ!」「違う、もとから開いてた」「絶対嘘だよ、あんた開けたでしょ!」「違うよ、そんなに大事なら鍵かけとけよ」「嘘つき〜!」とにかく、こんなリクシャは乗ってられない。「降ろして!!」走るリクシャから飛び降りる勢いでわぁわぁ叫んでやりました。

大事な物はそんなとこに入れていない。盗られて困るものなんて入ってない。でも開けられたのは鍵をかけてない私が悪いのかも。彼が盗む気になったのは私のせいかもしれない。この旅も、行き当たりばったりで何とかなると思っている私は甘いのかもしれない。
町中に放り出されると、周りは少し薄暗くなっていました。どうしよう、なんだか誰も信じられない気分。近くにいたリクシャに声をかけようか迷っていると、一人の男の人が「リクシャに声かけないの?」と聞いてきました。「うん、もう私はデリーに疲れたよ。誰も信じられないんだもん。」「デリーは悪い人ばかりじゃないよ。でも、この時間に一人で歩き回ってリクシャに乗るのは危ないよ。」

彼はインド人大学生。友達と待ち合わせをしているとのこと。ヨガもやっていて、先生と一緒に撮った写真を見せてくれました。デリーにはいい人もいるんだ。「リクシャよりタクシーの方が安全だと思うよ。」と彼は言います。そっか。。「タクシー乗り場どこか知ってる?」「じゃあ連れてってあげるよ、近くだから」彼が連れて行ってくれたのは旅行会社。げ、これって怪しくない?この大学生、良い人なのか???

中へ入って交渉したものの本当に空港に連れてってくれるのか不安になり、出てきてしまいました。誰もが怪しい人に見えるよ〜。大学生の彼がまだ外にいました。そこへ友達登場。本当に待ち合わせしてたんだ。やっぱ良い人かも。「どうしたの?出てきちゃったの?」「うん、高いんだもん。でももう一度行ってくる。ありがとう。」ここでタクシーに乗ることに決めました。500Rs、高いけどとにかく無事に空港に連れてってくれればもういい。

タクシー運転手はインド人の恰幅の良いおじさん。「僕は日本人の奥さんがいるんだ」へぇ〜「多分来年結婚する」奥さんじゃないじゃん。「何歳?」失礼なこと聞くなぁ。「僕は○○歳」うわ、私と3歳しか違わない。おっさんだと思ったのに。「インド人と結婚する気ある?」ないよ〜。デリー嫌いだし。インド人が騙すから日本人はインドに来たがらないんだと延々と文句を言い続けてやりました。そんな話をしているうちに空港へ。

インドの旅の最後は、とっても不安な気持ちで終了しました。でも、この旅を振り返ると良い人も悪い人も、きれいなものも汚いものも、全てが混ざっているのがインド。そんな中にいるからこそ、自分について考えて、自分が今いる意味を確認しようとする気持ちが強くなるのかもしれません。インドに来たことには何かの意味があり、それが今なのも意味がある。これから先、私の人生で不安になったり行き先を見失ったりすることもあると思うけれど、そんなときは立ち止まって目の前の景色を眺めよう。今こうなっているのは意味あることなんだと、信じよう。
短い旅の中でたくさんのものをもらった気がします。きっとまたいつか、何かを確認しにインドに行く日が来ることでしょう。

おわり。


websiteにも写真アップしてます ⇒ india


2 件のコメント:

Mina さんのコメント...

うーーーん、すごい旅だぁ・・・。私には絶対無理だぁ・・・。だまされても快適さを求めてしまうだろうし、面倒になるだろうし・・・。だいたい虫がダメって言っている時点で安宿には泊まれないし。行けば行ったでそれなりの満足感もあるだろうけれど、多分耐え切れずに泣きながら尻尾巻いて帰ってくる自分の姿が目に見えるですよ。1週間なのに1ヶ月ぐらい行っていたようなすごい旅でしたね。お疲れ様でした。

Sari さんのコメント...

快適な旅をしている人達もいましたよ~。送迎付きとか案内付きとか。

どうも私はインドの良さをちゃんと伝えきれてないみたいですねぇ。私のインド話を聞いた人はみんなインド行きたくないっていうんです。。。
ほんと、良いとこですよ~!!