2019年3月4日

2019インド備忘録 〜ヨガリトリート〜

ゴアのビーチから車で数時間走った森の中でリトリートは行われる。
今回のリトリートは12カ国から36人が集まった。

3週間の共同生活は、体が疲れてきたり虫刺されで痒くて寝られなくなったりしてくると本当に長く感じる。
大抵毎年1回は「もう帰りたい」とか「なんでまた来ちゃったんだろ、私」って思う。
(それでもまた来てしまうという・・・)
でも、今年は初めて1度も帰りたいと思わなかった。
病院に無理を言って点滴間隔を長くしてもらったのに体の調子はここ数年で1番良い。
気持ち的にも穏やかだし、そして何と言ってもダニが少ない!
4人1棟のキャビン生活は、オーストラリア人男1人とドイツ人、韓国人、私の女3人という組み合わせ。
3週間もいれば大抵どこのキャビンも問題が発生したりするものだけど、我が家はパーティーキャビンとみんなに言われるほど笑いが絶えなくて快適だった。
毎日の濃いコーヒーと私が持参した抹茶で、私はすっかりカフェイン中毒。



クライブ・シェリダンという人は、本当に素晴らしい人だと思う。
毎回思うけど、今回もまた思う。
毎回前よりも強く思う。
古代から伝わる本当のヨガを、真実を伝えてくれる人。
クライブの前ではごまかしが効かないから、出会って11年経っても未だに少し緊張する。
そして大きな嬉しさと、ここに居られる感謝でいっぱいになる。

リトリートの最後の方で印象的なことがあった。
朝のアーサナの練習は猿がたくさんいる木の下でやるんだけど、よく上からおしっこや糞が落ちてくる。
みんなはその場所を予想しながらマットを敷くので、広がりがち。
クライブはアジャストのためにあちこち動き回る。
それがある日、なぜかみんなコンパクトにまとまった敷き方。
一人も飛び出てないし、マット間の隙間もない。
それを見たクライブは「ワォ!信じられないくらいの完璧なコンパクトさ!!」って子供みたいに喜んでいた。
その笑顔がキラキラしていて、こっちまで嬉しくなる。

クライブは自分のことをMaaの教えを伝える役割だと言う。
ひとつひとつの言葉がハートに来るから、本当にそうなんだと思う。
これもリトリートの最後の方で、午後のアーサナの時のこと。
私の後ろの子が地面に置いていたタイガーバームを、偶然クライブが蹴飛ばした。
それがコロコロとヘッドスタンド中の私の顔をめがけて転がってきた。
私は「うわ〜!」と叫んで目をつぶりながら「もういい、ぶつかれ!」
委ねるってこういうことなんだって思った。
きっと、クライブを通してMaaがタイガーバームを蹴ったんだ。
目覚めろと言っている。
ゴチッと音がして思いっきり顔にぶつかって、思わず大笑い。
顔はジンジンしたけど転ばずに済んだ。

不思議なのは、私達がキャビンや森の中で話している話題がサットサンガの中で出てくること。
3回もそれがあって、クライブはどっかで聞いているんじゃないかと思うほど。
それをクライブに言ったら、「それがタントラなんだよ」って笑っていた。
Maaの仕業ということか。


2020年秋にクライブとミランダが浜松でワークショップをしてくれることになった。
私にとっては東京オリンピックもすっ飛ぶ一大イベントだー!!

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