2017年5月8日

命が行き交う村 バクレシュワ②

バクレシュワで散髪。


私とおじさんのシャツがお揃いに見える!?



床屋さんの中は結構キレイで、もちろん女神もたくさん飾ってある。
ここの椅子は画期的。
お客さんの座高に合わせて頭を置く高さを調節できるようになっている。




なんて素敵な椅子!




散髪途中のお兄さんを一旦中止して私の髪を切ってくれたおじさん。
今度行ったらまた行くからね〜。
次はバクレシュワスタイル・ショートカット?

そんな床屋さんの近く、道端の八百屋さんの向こうに何やら『The インド』なバスが。
バクレシュワにこんな沢山の人いたんだ。

巡礼の人たちかな?

頭に電線が引っかかりそう。。。


そしてすごくカッコ良いカーリーバス。
Jai Maa!!

何かのプージャの後みたいで、道に並んでご飯を食べる人達


ここでやってたことと言えば、瞑想とチャイのはしご。
数百メートルしかないバクレシュワのメイン道路を毎日何回も往復もしてチャイを飲む。
そして道に並ぶ小さな雑貨屋さんを覗く。
毎日歩くのに見るたびに景色が違って見える。
ただのポスターも、自転車もかわいい。






奥に見えるのがシヴァ寺院。
ここの裏手には木々が茂っている。
根っこが建物に絡んでいたりして、アンコールワットのタ・プロムのよう。
神聖な空気。




そしてここからもう少し先に行くとスマシャン(smashan)火葬場がある。
日本とは随分違う雰囲気が漂う。
空の下、木を組んだ上に遺体が乗せられる。
そして遺体と家族で記念撮影という不思議な光景。。。
その後は遺体を火にくべ、途中で棒でたたいたりしながら燃やしていく。

ヒンドゥーの考え方では、この世を離れるのは苦しみのある今世から旅立つ喜ばしいこと。
泣くのは良しとされていない。
女性は泣くことがあるので、あまりこういった場には来ないと言うけど、数人来ているのを見た。

そんなスマシャンの横に小さな川があって、そこを渡ると空気が一転する。
神聖なエネルギーが流れる。
坂を少し登ると、先代のババが住んでいた家がある。
亡くなって随分経った今でも、この家を管理してくれている家族がいる。
部屋にはベッドや椅子などが残してあって、写真やお供えなども飾ってある。
村の人達も時々立ち寄る。
私達も毎日そこに行って、家の前でおしゃべりしたり、チャイをご馳走になったり。


ババの家にある法螺貝

ババの家をきれいに保ってくれている家族の一人


ここの家の子


小さな神様がところどころにある


ここはタントラの場所。
いまだにヤギを生贄にして女神に捧げたりするらしい。
村人たちが恨みがある人に対する呪いをしに来たりもするという噂も・・・

このU字の上にヤギの首を置く


ここから先は何もなくて荒野が広がる


ババの家から小道を行くと女神の場所がある。
その横には、ババが植えたパンチャ・ムーンディの木がある。
パンチャとは5という意味。
この木の下には5種類の動物の骨(犬や猿など)と5つのカーストの人の頭蓋骨が埋めてあるという。
しかも、その人たちは自然死ではなく、事故や自殺や大病など不運な死を遂げた人達。
この木の下で瞑想をすると、すごく深い瞑想ができるということだった。


この小道のさきにMaaの場所がある





自分の病気と命のこと、友人の事故のことを考える日々が続いた。
そして生と死が行き交うスマシャンで生命のエネルギーを感じ、ここに座る。
Maaの膝元にいると大きなものに包まれている気がして、深い瞑想に入っていく。


2017年5月6日

シルクの村 タンティパーラ

バクレシュワの近くにあるタンティパーラという村にみんなで行った。
ここはローシルク(raw silk)を作っている村。
ローシルクとは生糸のままで織ってその後にいろいろ(?詳しいことはよくわからないけど)加工するものらしい。

ここにもドゥルガー

木も神聖に飾り付け

あっちにもこっちにも女神

村の中を歩いて行くと・・・

布の問屋さんがある

蚕の繭をくれた
ローシルクはベージュが光沢で光っているようなやつ

こんなのも売ってた
かわいい布がいっぱい

ボロい自転車もなんだか良い雰囲気

シャクティ達の赤が鮮やか

機織りの家

手間がかかってる

のどかな村の中をブラブラ


私たちの写真を撮りまくってたインド人の女の人
お返し撮影