2016年7月25日

クライブ・シェリダン来日 2016

このブログに度々登場するクライブが9月に来日します。

私がクライブ・シェリダンと出会ったのは、クライブが初めて日本に来た2008年。
それまでも魅力的な先生に沢山会って、多くのことを学ばせてもらった。
ヨガの楽しさやヨガを人に伝えるテクニック、知識。。。
だけど、気づき始める。
そういったものとは別のところに真の教えがあるってこと。
(もちろん楽しさやテクニックや知識も大切)

日本にはヨガブーム?的なおしゃれヨガが広まってきていたし、ティーチャートレーニングやらヨガ雑誌やらでヨガビジネスが盛んになってきた頃。
(今現在は益々盛んになってますね〜)
クライブは全然違った。
紫のスパッツに赤いTシャツだったりピンクのスパッツに緑のTシャツだったり、ヨガ雑誌にはあり得ない衝撃的カラフル!
ティーチャートレーニングしないし、何の資格をくれる訳でもない。
ホームページもなくて情報なし。
でも、ただ真実を伝えるその目の奥は深く澄んでいて、吸い込まれた。

そんなクライブに会って何もかもが変わっていった。
ヨガとは真の自己の実現、自己の探求。
それを導いてくれるクライブ。
優しく、そしてときには厳しく。

映画『永遠のヨギー』での言葉。
真の師は弟子を師に向かわせるのではなく、弟子を弟子自身に向き合わせるものだ。

70歳になった今もエネルギーに満ち溢れている。
それに触れるだけでも価値あり。
9月17日・18日 京都ワークショップ
9月21日〜25日 御岳山リトリート
古代インドからのヨガの叡智に触れる貴重な機会、オススメです!

オーガナイザーのヒロシくんとマホちゃんも素敵なヨギ&ヨギーニ。



2016年7月20日

大興奮のバジャン

ヨガリトリートで楽しみなもののひとつがバジャン。
マントラをみんなで歌うもの。
バジャンやキールタン(一人がリードして歌ってみんながそれについていくのはキールタン)の良さって、この解放感かなー。
歌っているうちに何も考えなくなる。
いろんな思いを手放していく。
内側からの振動が響く。
みんなと繋がる感覚に安心する。

リトリートにはいろんな楽器が集まった。
ギター、ウクレレ、トランペット、名前を忘れたけど丸い鉄のようなものでできている打楽器、シャカシャカ音がするもの等。

今回はいつもに増して楽しくて大盛り上がり〜♪
上手い下手は関係ないね。
いや、少し関係あるけど・笑。
とにかく愛が大事。
バジャンはバクティ、devotion=献身。


次の日も興奮冷めやらぬ私達!


こんなに楽しくて、あ〜もう1度このひとときが戻ってきたらな〜と思う。
終わることに寂しいな〜とも思う。
でもこの組み合わせは2度とない。
リトリートに同じメンバーで集まることは2度とないし、同じ雰囲気になることもない。
物事は常に変化していくんだ。
この世界も、肉体も、人の心も。
変化していくことに縛られる必要はない。
受け入れて、手放すこと。
私達は自分自身からも自由なのだから。


2016年7月12日

トルコの海へジャンプ!!

YUVAの海は岩場に囲まれていて、そのせいか海がとっても澄んでいる。
そんな天国のような環境の中、私達は空き時間になると泳いで岩の上でゴロゴロして過ごした。

ある日、ハナエちゃんと私が海に行くと、先にいたスティーブ達が私達を呼んだ。
「ここから飛び込むと楽しいよー。やってみなよ」
そこは水面から3〜4Mくらいの高さの岩。
しかも先端が飛込み台みたいに飛び出てるんじゃなくて、すこし下の方がせせり出ている。
ただ落ちるんじゃなく、キックして遠くに飛ばないと岩に当たりそう。
岩の先端に立って見下ろすと、目線からはすっごく高く見える。
怖い〜!!
少し下にもう少し低い岩があったので、私達はそこから飛び込んだ。
この高さでも先端に立つと怖くて、「ヒ〜」と一声叫んでからジャンプ。
海の中の結構深くまで沈んで、上を見上げるとキラキラ水面がゆれている。

スティーブのアドバイスは、、、少し岩を蹴って飛び込むこと、足を揃えること、水面に対して少し体を斜めにすると深く沈みすぎない、入る瞬間息を止めると鼻が痛くない等・・・
情報多すぎ!!
「じゃあ、明日は高い方で」と言ってきたので、適当に「うん」って言っておいた。

その日の夜ベットに入ると、頭の中が騒がしくおしゃべりする。
あの岩、どの程度キックすれば落ちるときに岩に体がぶつからないかな。
助走つけるべきかな。
いや、助走つけられるほど後ろにスペースはない。
しかも最後の一歩で踏み外したら落ちるし。
どっちの足で蹴るべきかな。
考えていたら冷や汗が出てきた。
アホらしいー、マインドに振り回されてるー!
翌日聞くと、ハナエちゃんも夜思い出して冷や汗をかいていたらしい(笑)

次の日、海に行くとスティーブが呼んでいる。
なるべく目を合わさず(笑)、さっさと海に入って泳いでその日は終了。
それから数日はただ泳いで平穏に過ごした。

リトリートが終わって残りの数日間はみんな一斉のプラクティスはなし。
朝はそれぞれ自分が好きなところで瞑想をする。
私は目の前が海の岩の上で、瞑想とプラーナーヤーマの練習をすることにした。
練習が終わって、さぁ帰ろうかなという頃、キャサリンがやってきて突然隣の岩で服を脱ぎ始めた。
そして全裸で岩からジャンプ!
私にもやれと言う。
朝のジャンプは気持ち良いかも!?
その場で服を脱いで、例のあの岩(低い方)からジャンプした。



気持ち良い〜!!この解放感!!
朝の光は昼間よりも更にキラキラで、そして泳いで岸まで行く途中に岩のコーナーを曲がると朝陽が降り注いでくる。
しかも、水着でジャンプすると私の場合は常にビキニがすっ飛ぶので、浮き上がる前に水中で直すんだけど、全裸ならそんな心配はない(笑)
この爽快さにハマって、それから数日間は”瞑想後に全裸でジャンプ”が朝の日課になった。

YUVAでの最後の朝、キャサリンが他のメンバーも連れてきて、7人でジャンプすることになった。
とうとう最後、今日で終わり。
思い切ってあの高い方の岩からジャンプしてみた!!
あの岩の上に立ったときのドキドキと
それを超えて落ちる瞬間。
向こう側の新しい世界!!
海に沈んだ後に海の中から見上げたときのみんなの美しさ
水面から顔を出したときの自然の大きさ
爽快感、解放感、一体感・・・

全員が飛び込むまでちょっと時間がかかったりもあったけど
ジャンピング部隊、全員無事任務を完了しました〜!!!




永遠のヨギーを観てきた

シネマイーラで映画『永遠のヨギー』を観てきた。
これの前に上映されている映画との入れ替え5分!
大手のヨガスタジオでもこんなキツキツの入れ替えスケジュールないよ。
シネマイーラ、すごい。

この映画は、インドからアメリカに行き、ヨガを広めたパラマハンサ・ヨガナンダの生涯をたどったもの。
元になっている本『あるヨギの自叙伝』は分厚くていろんなエピソードが書いてある本で、これをどんな風に映画にするのかなーと思っていたんだけど、本とは別ものといった感じだった。
子供の頃やインド時代の話が多く含まれる本に対して、映画は当時の映像など(特にアメリカに渡った後)を元にしたドキュメンタリー。
映像や写真がたくさん残っているのに驚いた。
ヨガナンダの目の深さ、師スリ・ユクテスワとの再会の場面、ユクテスワとの別れなど、目で見ることができて大感激!

ヨガナンダは本当は生涯ヒマラヤの奥地で瞑想して平穏に生きたかったという。
だけど、マハアバター(神の化身)であるババジのお告げで「アメリカに行ってヨガを広めよ」と言われたため、師スリ・ユクテスワのもとを離れてアメリカへ向かう。
その頃は世界大戦の前で、アメリカが物質主義になり始める頃。
映画の中で原子力時代に入った頃と言っていたと思う。
広島の原爆投下の映像も出てきた。
科学が進歩するほど、争いが蔓延していく。
そんな中に、穏やかさや静けさ、調和、喜び、人間の本質を追求することが必要だとして、ヨガナンダはヨガを広めていった。

今の世界は争いが多くなっている。
少し前なら世界に紛争が起こっていても日本は別、平和な国だという気がしていたけど、もうそうじゃない。
この映画を見た7月10日は参議院選挙の日だった。
日本もどこに行くのか不安になる。
平和や自然と共存することが見えなくなりそうな今、ヨガを少しでも広めたいと思った。
この映画も多くの人に見てもらいたい。
ヨガをすること=自己の本質を見つめること、これで争いごとが世界からなくなるのかと言ったらそれは難しいかもしれない、理想に過ぎないのかもしれない。
だけど、一人一人に小さな種をまくことはできるんじゃないか。

ヨガの本質を広めていくのに困難があるというのが映画の中でよく分かる。
聖者ヨガナンダでさえ、アメリカで誤解をされたり仲間と離れたりして苦悩する。
このことは本の中にはほとんど出てこなかったので、映画を観て驚いた。
それでも自分の信じる道を行き続ける。
マハ・サマディ(自分の肉体を離れる時)に入る前のヨガナンダの顔は、師ユクテスワがそうであったように穏やかで神々しい。

ユクテスワとヨガナンダの関係を見て、師と弟子ということについても考えさせられる。
原作の本だと、またその師のラヒリ・マハサヤ、その師のババジについても多く触れられている。
真の師は弟子を師に向かわせるのではなく弟子自身に向き合わせると言っていた。
私を導いてくれるクライブに出会ったことに感謝する。
そしてクライブの師、またその師、、、とインドの叡智が受け継がれてきたことにも身震いがする思い。
ただ私の場合はまだ先が長すぎて、時々頭がクラクラするけど(笑)

何人かで映画を見に行ったんだけど、その中の1人の感想。
「映画は深かったけど、ヨガはほとんど出てきませんでしたね」
私はこの映画全体がヨガだと思ったからその感想にびっくりしたんだけど、ヨガってまだ体を動かすもの、ポーズを取るものだと世間では考えられているんだと改めて思った。
ヨガナンダはクリアヨガという技法を用いてヨガをアメリカに広げたんだけど、それは身体を通じて心を知る、意識を広げること。
「意識を広げる」映画の中の最後の言葉。

映画の途中でメモを取りたくなるくらい印象的な言葉が多かったけど、終わると忘れちゃう。
早くDVD出ないかな〜。


映画のエンディング曲はアラニス・モリセットだった。
20代の頃、大好きで何度かライブコンサートにも行ったっけ。
懐かしい声〜






2016年7月9日

トルコの海

今回のトルコリトリートが行われたのはトルコ南西の海沿いにあるYUVA Eco Centre というところ。
フェティエという町から車で山を上り下り、車に揺られて気持ち悪〜って頃に着いた。

その気持ち悪さも吹っ飛ぶ。
目の前の地中海は青!青!青!
見たことないくらいのキレイなグラデーション。



クライブのリトリートは世界中の何処でやっても同じスケジュールで行われる。
そのスケジュールの中、朝起きてからお昼までは沈黙を保つことになっている。
数日間の沈黙の日もある。
ここでは毎日海に入ってたんだけど、特に沈黙の時間に海に入るのが気持ち良かった。
内側に持っているものが海の中に溶けていく気がする。
いろんな思いや考え、小さな緊張、自分がこだわっているもの、抱えているもの。

ときどき水面で上向きになって浮かぶ。
気持ち良く浮かぶにはちょっとコツがあって、体が緊張していると沈んでいく。
手放して、ただゆだねることで海と一体になって浮かぶ。
聞こえてくるのは水の中の静けさの奥にある揺れる音。
見えるのはまぶたを透ける太陽の光。
な〜んて浸っていると、顔に水がパシャって掛かって「ぶはーっ」
浜松の海よりしょっぱい。

インドでのリトリートは森の中で行われるせいか内側の深いところへと入っていく感じだけど、ここでのリトリートは解放していく感じ。


ここが間もなくヌードビーチになります


松の木々と海、浜松と同じだー


簡単なトルコ語が書かれている
発音ムズカシイ


夕日を毎日見る、毎日キレイ、キレイが毎日違う


少し上に登ったところからの夕日


ごはんサイコ〜!
野菜や果物が新鮮で、チーズやオリーブ、ナッツが美味しい


2016年7月7日

トルコ、遠い〜!

トルコの旅の備忘録。
まずは長い道のりから。

5月22日(日)に出発。
その1)空港バス
伊勢サミットを控えて警備が厳しくなっているので、名古屋セントレアへ向かうバスは早めの便にして欲しいとのこと(バス会社)。
朝6時半に家を出て9時頃にセントレアに到着。
時間どおりに着いちゃったので、時間を潰して12時の便に乗る。

その2)名古屋セントレアから福岡空港へ
全行程をマイレージで航空券を購入したので、変な繋ぎになってしまった。
福岡では乗り換え時間が1時間半と短い、しかも国際線への乗り換え。
そして国内線と国際線はバス移動しないといけないって知らなかった。。。
ちょっと焦るけど、無事に乗り継ぎと出国を終える。
福岡は中国人が多くて、もうすでに中国にいるみたいだ。

その3)なぜか中国の大連にいる私。。。
飛行機に乗る直前に気付いた。
私が乗る便のゲートに大連って書いてある。
知らなかった、、、大連経由北京だったのか。
同じ飛行機だからそのまま乗ってれば良いと思ったら、隣の日本人サラリーマンらしき人が「ここで一度降りるんですよ」と教えてくれる。
飛行機から降りて移動させられ、列に並び、スタンプ押され、、、
予想外に待ち時間あり。。。。

よくわからないこの仕組み in 中国・大連


その4)夜中の12時、まだ北京
最近は便利になったもので、至る所でインターネットが使える。
北京に着いてメールチェックすると、前日の夜に東京を出たハナエちゃんがもうすでにイスタンブール散策してるらしい。
私は丸1日かけてまだ北京だよー!
そして北京の空港は異常に暑い。節電?

その5)イスタンブール到着
北京からは初めて乗るトルコ航空。
すごく綺麗、CAさん親切、ご飯美味しい、エコノミーなのにアメニティグッズくれるし、使ってないけどwifiも使えるっぽい。
私の航空会社ランキング1位に躍り出た。
ほとんど寝てたけどね。
飛行機は満席で、空港も混雑していて、こんな情勢なのにトルコ行く人多いんだね、と思っていたらみんな国際線へ乗り換え。
トルコ入国する人少ない〜!
やっぱりそうなのか。

国内線のゲートに向かうと、トルコって東西南北をつなぐ国って感じた。
ヨーロッパ北、南の顔と中東の顔、東アジアの顔、アフリカの顔、いろんな人がいる。
その中に懐かしい顔。
イスタンブール空港のゲートでリトリートメンバー何人かに会った。
再会に興奮。

その6)ダラマン空港で迷子になる
今回リトリートをやるYUVAの最寄り空港、ダラマン空港へ向かう。
10時半にダラマン到着、日本時間で16時半!
出発してから34時間が経過。
着陸して飛行機を降りるとすぐ、空港係りの人に「国際線から乗り継いだ人はこっちへ」と呼ばれる。
そしてバスに乗せられ、、、せっかく会ったみんなとはぐれる。

国際線到着口で空港スタッフに聞くと、国内線到着口は歩いて15分かかるって。。。
バックパック背負って徒歩15分も歩く気しないよー。
どうしたもんかとウロウロしていると他のリトリートメンバー達に会う。
わーい、懐かしい再会!
どうやらここは待ち合わせ場所みたい。
そして迎えの車も来ていたので、そのバスで国内線到着口へ。
国内線に着いたみんなは私が迷子になったって騒いでいた(笑)
はぐれる時、どうせすぐ会えると思ってみんなには何も言わずにいなくなったからね。

ダラマン空港で迷子中に撮影


その7)YUVAへ
リトリートの場所、YUVAへは車で1時間以上かかったと思う。
景色はとってもきれいだったけど、私は疲れでヘロヘロ。
ほとんど寝てたと思う。
やっと到着〜!! そして爆睡!!
起きると早速ヨガ開始だったー。


YUVA到着後のカラ元気


2016年7月5日

湯川れい子さん

大切なのは感性、感受性、人の痛みを感じること。
そして想像力。

湯川れい子さんのスピーチ、泣けた。
80歳、素敵な人だ。