2015年12月14日

アーユルヴェーダ体験 ⑨オイルを体に注ぐThaila Dhara

プージャの日から私のトリートメントは後半の『良いものを体に入れる』段階に入った。
朝のトリートメントはテイラダーラ Taila dhara。
温かいオイルを全身にたらして、それをドクターが撫でるように広げてくれるもの。



お腹の上に温かいオイルが落ちてきた。
くすぐったい〜。
オイルの匂いが重くてちょっとウッとなる。
よくリゾート地でありそうな、アロマの良い香りではない。
だけどその温かさが全身に広がってすごく気持ち良い。
マッサージともまた違って、体の細い隙間や細胞の隅々にまでしみ込む。

オイルは木のベットを流れたものを集めて、また温めて循環して使う。
体の表半分やったあと裏面に。
体をひっくり返すのにオイルでぬるぬる滑って、何かの罰ゲームみたいな感じだ(笑)

朝のトリートメントは9日目から最終日の15日目までテイラダーラ。
栄養分を体に与えて内側の循環を良くしていく。

途中、12日目にオイルが変更になった。
新しいオイルはプリンのカラメルソースっぽい甘い匂い。
前よりもリラックス度が数段アップ!
甘くて美味しそうな匂いの中で夢心地♡


ムカンビカ寺院にお出かけ


さて、前半は私とAちゃんの二人だけだったこのセンターに別の宿泊患者がやってきた。
1人はプージャの日にやってきたインド人のおじさん。
アルコール中毒で夜寝ている間に怖い夢を見るようになって不眠になってしまったそう。
確かに顔が灰色で肺や胃が悪そうな咳とゲップをする。
そこでドクターがやった治療は、頭にハーブやミルクなどを混ぜたペーストを塗るもの。
頭を茶色くして「ガンジーができたー」と喜んでいた。


これは頭を冷やし内側をクリアにする効果がある。
頭が冷えると睡眠が取りやすくなり、きちんと寝ることでマインドをリラックスさせる。
精神的なストレスからなっていたアルコール中毒も改善されていく。

確かに、初日は私が朝の瞑想をしている間ずっと寝言を言っていたおじさんが、このトリートメント翌日からすごく静かになった。
昼間もうろうろ歩き回らなくなった。
アーユルヴェーダはマインドにも働きかけていく。




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